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ジェリー・マリガンの「ナイト・ライツ」 [音楽]


ナイト・ライツ

大人の音楽である。夜の音楽である。ハード・ボイルドが似合いそうである。
ジャケットからして、奇麗カッコいい。
僕には、似合いそうもないが・・・。人の事を書いてはいけないと思うが、村上春樹の顔も、作風には似合わない。何の事だか分からないが、格好だけでは物事は決まらないものだが、格好だけの世界もあるんだろうな。(このアルバムで、ビル・クロウがベース弾いてるから村上さんを引き合いに出した訳ではありません。)
いやいや、このアルバムが格好だけのアルバムで片付けられるものでは無いと思います。
バリトン・サックス奏者であるマリガンが、チェット・ベイカー(tp)とピアノレス・カルテットを組み、バリバリに演奏していて、その印象が強かったはずなのに、このアルバムでは、タイトル・チューンの「ナイト・ライツ」でピアノを弾いているではないか。それも、巧い。なんだか、「ミンガス・プレイズ・ピアノ」に出会った時の衝撃と歓びに通ずるものがある。
これで、マリガンのモンクとのアルバムも頷ける。
アート・ファーマー、ジム・ホールの起用も大正解であろう。ボブ・ブルックマイアーのトロンボーンも流石です。みんなしっとりとカッコよくまとまっている。至福のひとときを。
CDのおまけの7曲目の「ナイト・ライツ」1965年バージョンは、なくても良いかも、全体のバランスを考えれば。
でも、彼が作曲、編曲に長けている事を知る感動はあるかもです。


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コメント 4

deacon_blue

☆ あたしは長いこと(安西)水丸氏のイラストでムラカミさんを見てきたので,あの顔があの小説を書くことにほとんど違和感がありません。逆に言えば見慣れてしまったのか。ただ唯一村上春樹氏の「動画」と「スピーチ(英語)」を見たNHKニュース(「フランツ・カフカ賞受賞」)だけは,違和感があったな(苦笑)。

☆ その村上春樹が訳している本を読みましたが,モンクは相当わがままな人のようですね。そうかもしれない。でも『マリガン・ミーツ・モンク』の「ストレイト・ノー・チェイサー」は何だか野良猫が真っ昼間に闊歩しているような何とも不穏なムードが漂っていて,あれはとても好きです。
(昼間書いたものに付け加えて書きました)
by deacon_blue (2007-04-06 19:25) 

イチロ

どうも、はじめまして、deacon_blueさま。コメントありがとうございます。
個人的には、村上さんの顔が主人公と一致しそうな作品は、「国境の南、太陽の西」じゃないかと思っているんですが・・・それでも、無理があるかな、やっぱり。確かに、主にエッセイで見られる安西さんのイラストは、村上さんの顔の可愛らしさが、表に出てきてて・・・それはそれで、僕は好きなんですが、やはりギャップが・・・。

モンクはわがままと言うか、気難しい所があって、ピアノの演奏にもその影響があるんじゃないかと思います。でも、コルトレーンの面倒を見て再帰させたのも彼だし、優しさが溢れている人なのではないでしょうか。ミンガスと並んで、気難しくも優しさに満ちたオヤジさん。他のミュージシャンたちからも信頼が厚かったようですから。
by イチロ (2007-04-07 00:27) 

トパーズ

初めまして、友人のブログを辿ってきてしまいました。

ナイトライツは「こんばんは、油井正一です」が耳から離れないというか、
ほぼ条件反射になっています。
アスペクトインジャズを聴いていた時間帯も含め、「夜」の印象が拭えない
けれど、それを抜きにしてもいいアルバムだと思います。

村上春樹→ビル・クロウで思い出しましたが、モンクがマリアン・マクファーランドの家に居候していたときに、いい曲が出来ると真夜中でもお構いなく寝室まで押しかけ「聴いてくれ」と引っ張り出し、寝巻姿で困惑する彼女も目に入らぬ勢いで新曲を披露したと書いてありましたよね。
それを読んで、モンクは一途で純粋な人、少年みたいな人だから誤解を生んだり衝突したりするのかなと感じました。ハイジのおじいさんみたいだなと。

最近ライブやコンサートに行くと必ずモンクの曲が演奏されるのが嬉しいし、彼は偉大だと今更ながら感じています。
by トパーズ (2007-04-12 22:54) 

イチロ

トパーズさま、コメントをありがとうございます。
僕はブログを始めたばかりで、使い方を今イチ理解していないところがあって、じゃあ分からないなりに淡々と書き続けていけば良いかみたいに開き直っているところがあって・・・。でも、こうして
読んでいただいて、コメントを頂いて(色々な方から)感謝しております。
トパーズさまのブログを拝見させていただきました。ジャズを本当に楽しんでいらっしゃる姿が目に浮かぶようで、感嘆いたしました。

ナイト・ライツは、本当に力が抜けていて、寛いだ気持ちにさせられます。

実は、モンクのその話は知らないのですが、少年と言うかず〜っと子供みたいなスタンスをキープすることの出来た人じゃないかと思います。彼のファミリーの人々のコメントから、精神面で問題があったなんて言われていますが、パウエルの場合とは違って(彼は本当にあの時代で不運な目にあってもの凄く悔しい気持ちになります)、それは、おかしなことではなく、自分に素直で、尚かつ探究心が旺盛だった表れではないかと思うのです。

モンクの曲を、演奏者がどう受け取るか(解釈するか)によって曲がコロコロと変わるところが面白いですね。でも、モンク曲はモンクの演奏が一番なんです。こう、しっくりくるのは。
モンクの創った曲には、なぜかしらすごく惹かれるところがあって、それは、人間くささが感じられるからだと思います。放ってはおけなくなっちゃうんですよね。
by イチロ (2007-04-13 15:11) 

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